人材を育てることと人材が育つこと

あるところでこのテーマについて質問がありました。どう違うかと言うことでした。

私の答えは、人を育てるとは、その人が「自分で育ちたいという意思を育てること」だと答えました。

自分が育ちたいとは誰でも思っていると思われるかもしれませんが、そう思っていない人もいるし、そう思っている人もいます。また、育ちたいと思っている人でも漠然とそうありたいと願っているだけの人もいます。

自分自身で育つという明確な自立意識が弱いことが多々あります。この自立意識を共働しながら育てることができれば行動するスタートに立ちます。

しかし、なかなかこの自立意識が育ちません。

なぜなら依存しながら自立したいと心のどこかで思っているからです。依存しながら自立するとは、依存もしていたいし自立もしたいという希望を持っているのです。

この段階は、まだ自立意識が弱いので努力にムラが多すぎて成長軌道に乗れないと言っても過言ではありません。