新しい年を迎えて

明けましておめでとうございます。

人間には哲学が必要だと思います。自分が信じる価値観です。

その価値観は、常に鍛えて磨いて高めていく必要がありますが、つくづく気づくことがあります。

それは、現実の出来事の中で真剣に向かい合って価値観に基づいて行動することが最も

価値観を高める優れた方法であるということです。価値観は価値観、つまり哲学は哲学、

行動は行動と分けてしまいがちです。その時は、それで済んでも、自分が選んだ価値観は

きっちりと現実との向かい合いを求める時が来ます。遅かれ早かれ間違いなく来ます。

その時に、どう判断し行動するかで哲学がしぼむかどうかが決まります。厳しいことです。

哲学、価値観、考え方を選ぶということは、結局、自分との向かい合いだと気づきます。

ガチンコで考えて、現実に向かって自分の考え方で実践できないならば、考え方は

捨てたほうがいいのです。それか、できるようになるまで辛抱強くやるかどうかです。

後者は、ここに自分を鍛える意味があるのでしょう。実は、これが鍵なのです。

前者の捨てることも大切です。無理することないのです。考え方ばかり立派よりも

行動できることをやりながら考え方を育てていけばいいのです。それがどれほど

人間らしいかわかりません。

真理は現実のただなかにあり、と申します。

目を背けたくなるような現実の中に学ぼうとしても学べない真理があるとしたら意欲が

湧いてきます。

写真は、路傍の花です。それと昨年夏に松下幸之助氏の実物大の肖像と一緒に

撮った写真です。背景の写真は松下幸之助ご夫妻の在りし日の写真です。

時間に感謝です。時間があることに感謝です。時間が使えることに感謝です。