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【要チェック】社員は”ココ”でつまづいている!報連相をする現実

報連相について、どちらかと言えば「社員ができていない、やっていない」という見方が多くあります。そういう社員もいますが、できている社員も当然にいます。
今回は、報連相のテーマに対する社員の7つの意見を取り上げていきます。皆さんがしている・されている”報連相のケース”はこの中にないでしょうか?あわせて考えていきましょう。

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① Aさん
「報告をしているが、その後どうなったかが分からないので、ただ、報告をするように言われても実感が湧きません。」
② Bさん
「情報システムに営業報告をしていますが、それについて上司から指導や激励をうけたことはありません。入力している時間が無駄ではないでしょうか。」
③ Cさん
「『報告があります』と言って上司にお願いして、『後で聞く』と言われて時間を取って貰ったことはありません。しかし、問題が起きると報告がないと指摘を受けるのです。いつも部下が悪いのでしょうか。」
④ Dさん
「課長に既に報告をしていることについて部長から呼び出しを受けて問いただされました。課長に報告をしても部長には上がらないのだとはじめて気づきました。全部の役職者に報告をして周らなければいけないのでしょうか。何のための報告かな。」
⑤ Eさん
「報告をしないと人事評価を下げるという言い方をされます。なにか強制されるような言い方をされると気持ちが萎縮します。ほかに言い方はないのでしょうか。」
⑥ Fさん
「問題が起きると報告がないと言われます。日頃、それなりにしているつもりですが、もう少し話す時間があると違ってくるように思いますが、上司も忙しいので仕方ないのかも知れません。」
⑦ Gさん
「報告をしていなかったのは自分の責任だと思います。それは指摘を受けても仕方がありませんが、上司から責任だけを追及される姿を後輩には見せたくないです。」

皆さんは、どう感じますか。
管理者ひとりに部下10人いるとして、全ての社員の報連相に対応することはなかなか大変です。働き方改革もあって時間外に対話時間も持てないのが実情です。
では、どうするべきでしょうか?

基本の形は以下の通りです。

(1)   週1回
(2)   1人30分
(3)   継続

この視点でお互いの予定をすり合わせて見て継続可能な着地点を見出すことがスタートです。報連相は「定期性」「双方性」が鍵です。

これは対面が望ましいですが、オンラインの活用も必要でしょう。反対に、オンライン中心のケースも多いでしょうが、対面の対話も組み入れて下さい。
要は、「分かり合える感」がとっても大事です。そのためには顔を見ながら体全体で伝えて、そして自分で感じ取ることが大事です。

私たちに多い常套句は《いくら言っても分かってくれない》があります。本当にそういう面があります。しかし、相手の立場で考えることも大事なトレーニングです。よく考えれば好きなスポーツや趣味ではできているのです。

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では、なぜ、仕事ではできにくいかと言えば、やはり義務感や責任感が先行してしまうからでしょう。その責任感を果たすためには、この「相手の立場」というワンクッションがあるから相手の意思や気持ちを受け取ることができるのです。

壁にボールを投げれば自分に返ってきます。
そうです、その感じです。その感じを自分の中に作ってみてはどうでしょうか。きっと相手の反応が変わります。

しかし、そんな悠長なことを言っている場合ではないという意見もあるでしょう。それが、かつての一律マネジメント時代の発想です。これからは、多様性と共に歩くマネジメントに変えていけば、また、新たな楽しみも増えます。