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SUENAGA Blog
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【もともと誰もが”自主性”を持っている?】社員が自主的に育つコツ

管理者の皆さん、部下の人たちは自主性を持って仕事をしていますか?
社員に「自主性を持たせなければいけない」とか「主体性を発揮させる」という表現に見られるように、社員の”自主性”や”主体性”を作らなければいけないような”管理発想”が多いです。
もちろん、「自主性のある行動をしないから、自主性を持たせたいんだ」と発想するのは当然です。
しかし、この自主性というのは”外部の力”で作るものではなく、もともと、人は誰であっても自主性の種を持って生まれてきているのではないでしょうか?

今年の1月は寒さが厳しくて弊社大阪でも雪が積もりました。朝、窓を開けて雪を見ると思わず雪だるまを作ろうと思いました。寒くても外に出て雪を触っていました。雪で大変な状況になっている方々にはごめんなさい。
この、雪に反応して行動したことは、正に”自主性”です。その要因は小さい頃の楽しい体験です。
このような体験は誰にもあります。
人は自分の中に、一人ひとり、他の人とは異なる”自主的になれる素”を持っています。それを活かせるかどうかは、色々な点から考える価値があります。

人それぞれに、自分の置かれている環境で自主的な行動はできるはずです。しかし、それを「自分が抑える」場合もあり、「環境が抑えさせる」場合もあります。両方の場合もあります。これは、それぞれ”人”と”環境”で異なります。
ある人から見て自主性を発揮できる状況であっても、その本人にとってはそうではない場合もあります。

自主性を発揮できていない要因

では、自主性を発揮できていない要因を大きく整理します。

▼1つ目

その仕事をするために必要な知識・スキルが伴わないために、自主性を出せていないことも案外多いと見ています。アップスキリングの課題です。
自主的になれない何かがあるから必要な知識スキルの修得が進まないのかどうかは分かりませんが、案外、知識・スキルを修得すれば面白さも変わります。この修得は、「可視化して進めること」が長続きのコツです。

▼2つ目

人間関係が自主性を阻んでいないかを見直してみる必要があります。
日本には古くから上司・部下というように「上」「下」という関係が強くあります。この意味を全面的に否定することではないですが、この上下の”見方”を変えるほうが良いと感じる人的環境になりつつあります。
上司とは、管理というコントロールや効率性の担当だけではなく、「人をより効果あるように活かし続ける担当」とも考えてみてはいかがでしょうか。

▼3つ目

自主的に取り組んだ行為を他者が認めないために、次の意欲が湧かないことがあります。褒められるために自主的に行動しているわけではないとしても、その行動には賞賛は比較的少ないものです。
人対人の”関係性の重さ”を軽くして、動きやすいようにすることが要点です。

ー社員が自主的に育つシリーズー