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【超入門】経営コンサルタントに必要な知識とは?【基礎】

経営コンサルタントになりたいという人は多いですが、経営コンサルタントであり続けることは比較的難しいようです。
経営コンサルタントを志した以上は、試行錯誤することはあっても継続してお客様の経営に貢献できるようになることが大切です。
そのためには経営コンサルタントとしての”基本”をしっかりと体得しておくことが必要です。どのような仕事でも基本が身についていれば、そこから独自性を打ち出していくことは難しいことではありません。

経営コンサルタントの基本を身に付ける

私は、駆け出しのころタナベ経営の創業者である田辺昇一氏の経営コンサルタント入門で学びました。また船井総合研究所の創業者の船井幸雄氏の著作を貪り読みました。読んでいるときは実践経験も少なかったので理解できる点が少なかったですが、それでも田辺氏の「使命感の強さ」や船井氏の「コツと学ぶ姿勢」には啓発されました。そのような著作と出逢えたことに感謝する次第です。

経営コンサルタントの基本は、簡単に書いていることでも、いざ、実践として自分自身で取り組むということはなかなか難しいことです。
しかし、経営コンサルタントがお客様に言う以上は自分でもやることに意味があります。そして一人で学ぶだけでなくチームで学習するとより深まります。そして自分たちなりの経営コンサルタントの基本を組み立てることが必要です。

経営コンサルタントが、お客様の経営に貢献して経営が1ミリでも良くなれば、それが経営、従業員、その家族、そして取引先、地域社会に及ばす影響の広がりは大きなものがあります。

経営は生きているということを理解しておく

経営は生き物です。
私たちの仕事の環境に色々と変化があるように、お客様も環境変化の中で揉まれているのです。お客様が現在どのようなテーマで困っているか、悩んでいるか、方向付けしたいと思っていることは何かを捉える必要があります。
その困っているポイントに適合している提案が必要です。

人間は保守的な面を強く持っています。 習慣というのは良い意味でも悪い意味でも保守的です。
例えば、会社が移転したとします。通勤の際、ついつい従来の電車の方向に足が動くことがありませんか。それは体が覚えているのです。頭では移転したと分かっていても、体は以前のままの習慣で動いてしまうことがあります。
これと同じように、自分の担当業務について従来のままのやり方、従来のままの発想で仕事をしていることがあります。その点について、「経営は生き物だから常に変化に適応していく必要がある、だから、自分たちの仕事も以前にこうしていたというやり方だけでは通用しなくなることもある」という見方にトライして下さい。

もちろん、以前のまま継続してやらなければいけないこともたくさんあります。変えてはいけないこともあります。変化と言ってなんでも変えればいいものではないですし、変化を無視してなんでも以前のままでいいということでもありません。
自分たちやお客様の何をどう変化させていくかを考えることが、これからの仕事です。それらが複合しているのが、現在の経営だということを理解しておく必要があります。

(一部抜粋:弊社冊子『経営コンサルタントの基本ver1』)