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リストラ乗り越え昼勤へ|”仕事の姿勢”が人生を変える理由

日々の出会いから学ぶ「仕事の姿勢」

コロナ禍のさなか、私はある女性ドライバーのタクシーに乗車しました。
「運転がお上手ですね」
私の言葉に、彼女は驚いたように答えました。
「そんなことを言われたのは初めてです。ありがとうございます」
続けて、「長く運転されているんですか?」と尋ねると、彼女は自身の経験を語り始めました。
「コロナでリストラされ、仕事を探しましたがなかなか見つからず、タクシーの運転手に応募しました。最初の2年間は深夜勤務で、何度も辞めようと思いましたが、なんとか頑張って昼勤になれました」

短い乗車時間でしたが、彼女の話から多くのことを感じ取りました。感謝の気持ちを込めて「ありがとうございます」とお礼の言葉を伝えると同時に、「私も頑張らなければ」と強く心に刻まれた出会いでした。

私たちは日々の生活の中で、多くの方々と接しています。スーパーの駐車場で警備にあたる方、クリニックの受付の方、新幹線の駅員の方、そしてタクシードライバーの方々、、、数え上げればきりがありません。
こうした方々に「素晴らしい」と感じるのは、その方が自分の仕事を大切にして、お客様に真心を込めて対応する姿勢です。そのような仕事ぶりに触れるたび、心温まる気持ちになり清々しさを感じます。

「働く喜び」と「他者への寛容」

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日本人の「仕事満足度」は最下位という事実

パーソル総合研究所が実施した調査で、日本は「はたらく幸せ実感」が世界最下位でした。なぜこのような低い結果になるのでしょうか?
同所によると、「日本人は他者への寛容性が低い傾向にある。寛容性は、はたらく幸せ実感と相関の強い観点であり、日本の就業者の幸福感が低い要因の一つと考えられる」ということです。

仕事は常に”他者と関わり合って成り立っていくもの”です。
相手を認めて理解をしようとする努力の先に、目には見えない働く喜びややりがいが育っていきます。

「他人を豊かにできなければ、あなたも豊かにはなれない。」
アンドリュー・カーネギー(カーネギー製鋼会社・創業者)

先日、新幹線に乗車した際、どうしても新幹線アプリがうまく操作できず、駅員さんに「少し教えてもらえませんか?」と尋ねました。
実のところ、前にも同じ内容を質問したことがありました。その際、こちらの意図を十分に伝えられなかったのかもしれません、望むような対応ではありませんでした。そこで今回、再び勇気を出して尋ねてみたところ、忙しいにもかかわらず丁寧に調べて教えていただきました。
もちろん、車中でそのような質問をする私が悪いのですが、同時に、日頃から忙しさに追われ、何かと急いでばかりいる自分自身の姿を反省しました。

「仕事の意義や目的」という言葉がよく使われますが、論理的な意味合いだけでなく、自分の仕事を気持ち良く、そして大切にして努めていく事こそが、「本当の意義と目的」であると痛感します。
そして、同時に自分自身もまた、「気持ちの良い客」として振る舞うことを心がけたい思います。

ここまでご覧いただきありがとうございます。

引用 ¹https://president.jp/articles/-/71076