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【比叡山延暦寺から学ぶ!】自律性を高める”仕事術”

こんにちは!末永イノベーション経営の広報です。

先日、夏の日差しが降り注ぐ”比叡山延暦寺”に訪れました。毎年訪れるたびに、琵琶湖を一望する壮大な景色と、1200年の時を超えて燃え続ける「不滅の法灯」に心を奪われます。
今年は初めて車で向かい、大津からロープウェイで一気に山頂へ。

そこで弊社代表は、ある若い僧侶との出会いを通じて、仕事に通じる深い教訓を得ることになりました。

1200年燃え続ける「不滅の法灯」の秘密

延暦寺の根本中堂にある「不滅の法灯」の前で、ある若い僧侶に声をかけました。

ーこの灯は、どうやって1200年も燃え続けているのですか?当番制で、時間を決めて油を注ぎ続けているのでしょうか?

この問いに対し、若い僧侶は意外な答えを返しました。

「いえ、そういう決まりはありません。見回りをした者が、その都度、油の量を確認し、少なくなっていれば油を足します。昼夜、交代で見回りをして、それぞれが行っています」

正直驚きました。特別なルールや義務付けがなくても、一人ひとりの”自律的な判断”と”行動”が1200年という気の遠くなるような歴史を紡いでいる。その事実に「人間の底力」を感じずにはいられませんでした。

◆「油断大敵」その言葉に隠された本当の意味

さらに、若い僧侶の言葉は続きます。

「『油断大敵』という言葉は、実はこの不滅の法灯を教える仏教の教えから来ています。油を絶やすことが最大の敵である、という意味ですね」

またもやハッとさせられました。日頃、安易に使う言葉が、これほど深い意味を持っていたとは…
自分の持ち場を自律的に守り続けること。そこにこそ「油断大敵」という言葉が込められていたのです。

◆比叡山を下りて見えた「仕事の本質」

僧侶の方に感謝を伝えて、延暦寺を後にしました。汗を拭きながら歩く私の頭の中には、さきほどの僧侶の言葉が深く刻まれていました。

そこから、東塔に続いて西塔、横川を巡って大津市内まで下山。
市内から遙かにそびえる比叡山を仰ぎ見ると、かつてこの地を開いた人々の”途方もない志”と”努力”に胸を打たれました。

そして、人間が本来持っている自主性の力、そして「油断大敵」と戒めた先達の深い叡智を、改めて心に刻みたくなったのです。
また、一歩踏み出して自ら声をかけてみる。そして教えてもらうという経験に、この上ない喜びを感じました。

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(琵琶湖を見下ろす比叡山からの景色が美しいです…感嘆)

あなたの仕事を変える”3つのヒント”

私たちの仕事にも、それぞれの「灯」があります。
それは顧客との信頼関係かもしれません。チームで共有するビジョンかもしれません。あるいは、この仕事を未来へと繋いでいくという、静かな情熱かもしれません。

大切なことは、その「灯」を誰かが守ってくれる、と考えるのではなく、一人ひとりが当事者意識を持って、油を注ぎ続けることです。
比叡山での学びは、日々の業務に追われる私たちに、改めて仕事の本質を問いかけるものでした。

・自律性: 誰かに言われたからやるのではなく、自ら考えて行動すること。
当事者意識: 自分の仕事は誰かがやってくれるではなく、自分事として捉えること。
知恵の継承: 先人たちの知恵や教えを学び、自分の行動に活かすこと。

以前に、若い世代の仕事に対する「目的意識の純粋さ」を取り上げたことがありました。これは決して若い人たちばかりではありません。

私たちは皆、それぞれの持ち場で、日々真摯に仕事に取り組んでいます。特別な成果を求められるわけでなくても、誰もが”自分の役割”を全うしようと努力している。かつてある方に教わった「一人ひとりが聖人」という言葉が、まさにこの本質を言い当てています。
そしてこの一人ひとりの行動の積み重ねが社会を支えているのです。

そして、誰もが本来的にその人ならではの「固有の用」を持っています。
それを活かしていく事こそが、”個人の成長”と”組織の発展”、そして”社会の発展”に繋がる。まさに仕事の醍醐味といえるでしょう。

比叡山で出会った僧侶の言葉は、この「聖人」たちが持つ”真の強さ”を教えてくれるものでした。