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【2025年振り返り】よく読まれた記事ランキング・ベスト4本!【保存推奨】

【2025年振り返り】よく読まれた記事ランキング・ベスト4本!【保存推奨】

「静かな退職」から「AI活用」まで、現場の“いま”を映す4本

今年も1年、お仕事お疲れ様でした。
「12月は今からが大変なんだよ!」という方も多いと思いますが…。
とはいえ、実はこのタイミングで”振り返っておく”こと、これがものすごく重要だったりします。

2025年も、新たなキーワードが次々と生まれ、仕事の形や環境が目まぐるしく変化していきました。「AI やツールのさらなる浸透」「キャリアの流動性の高まり」・・・こういった変化にあわせて、実践をした際に「やってみた → OK/NG の評価」で終わってしまうと、次に繋がる学びとして定着しづらくなってしまいます。
そんなとき、“振り返り”は過去の経験を意味あるものに変える“橋渡し” となるのです。

◎自分の行動や感情を整理することで、何がうまくいったか/どこでつまずいたかを“見える化”

◎次の行動の判断材料になり、自分なりの改善サイクルを回せる

◎成功も失敗も両方を資産化できる →“過ぎ去る日々”からの脱却

こうした意味で、今のような変化の激しい時代ほど「振り返る力=リフレクション」は価値を持っているのです。

また、この数年間に企業や個人が抱えてきた“ゆらぎ”が、今年はさらに表面化した、そんな1年だったように思います。
離職まではいかなくても、意欲の低下や役割の負荷、評価へのモヤモヤ。こうした“見えない疲れ”が、小さな波となって職場に広がる場面を、多くの現場で耳にするようになりました。

同時に、AIが加速的に進化し、「置いていかれそう」「何を学べばいいのか分からない」という焦りを抱く方も少なくありませんでした。

その一方で、若手層は「もっと成長したい」「もっと主体的に働きたい」という強い思いを持っていることもよく耳にします。
それにもかかわらず、環境や関係性の問題でそれがうまく満たされない。そんな”ギャップ”が、あらゆる職場で見受けられたように感じます。

だからこそ、今年のよく読まれた記事は、どれも“今の私たち”の働き方や悩みに直結したテーマばかりです。
人間関係・心理的安全性・若手育成・評価・AI活用・・・どれも2025年の仕事環境を象徴するキーワードと深くつながっています。

それでは、2025年に特に反響が大きかった記事ベスト4を振り返っていきましょう。すきま時間にでも、ぜひ読み返してみてください。

◆第4位

なぜ、あなたの指示は伝わらない?「上司と部下」が阻む心理的安全性

今年、現場のマネジャー層から特に共感の声が多かったのがこちらの記事でした。

◎「上司」「部下」という言葉が生み出す“見えない上下”
◎「言われたことだけ症候群」が増えている背景
◎「上司ガチャ」「部下ガチャ」という言葉が組織にもたらす諦め

これらの「日々の会話ではスルーされがちな“言葉の影響力”」に、真正面から着目した内容です。

近年の調査では、「職場の人間関係や周囲の支援、意見の尊重」が従業員エンゲージメントにダイレクトに影響することが示されています。
つまり、どれだけ制度を整えても、日常会話の一言や、呼び方ひとつで、心理的安全性が大きく揺らいでしまうということです。

記事内では、

●上司・部下という“立場”の前に、「一人の人間」として向き合うこと
●上から指示を落とすのではなく、「一緒に考える」スタンスを取り戻すこと

これらの重要性をより詳細に述べています。

「最近、部下が自分から動いてくれない…」「伝え方を変えているつもりなのに、なぜか響いていない気がする…」

そんなモヤモヤを感じている管理職・リーダーの方にとって、自分の言葉や前提を見直す入口になる1本です。


◆第3位

〖現役コンサルが厳選〗若手社員の悩みを解決する おすすめ本3選

3位にランクインしたのは、「若手社員の悩み」に焦点を当てたおすすめ本ガイド記事でした。

記事の前半では、「成長実感の欠如「目標設定の難しさ」「将来のキャリアへの不透明感」といった、若手層に”共通する悩み”を分析しています。
実際の調査でも、20〜30代ビジネスパーソンの94%が、企業選びで“成長環境”を重視している一方で、3人に1人は仕事を通じた成長実感がないと回答しています。

また、成長を妨げる要因として最も多く挙がったのが「身近にロールモデルがいないこと」だというデータも示されています。

これは、記事の中で語られている、以下の指摘とも重なります。

「選択肢が増えたぶん、かえって自分の道が見えづらくなっている」

そんな現状を踏まえたうえで、この記事では、

◎焦りすぎずに「ゆっくり学ぶ」姿勢を取り戻す本
◎自分なりの軸をつくるための思考法を教えてくれる本
◎キャリアの不安とどう付き合うかのヒントが詰まった本

など、現役コンサルタントである弊社代表の視点で“今の若手に効く3冊”を紹介しました。

「部下や後輩にどんな本を勧めたらいいか分からない」「若手との面談で、キャリアの話になるといつも言葉に詰まってしまう」というマネジャーの方にとっても、推薦図書リストとして参考にしていただきやすい内容になっています。


◆第2位

〖AI活用〗Geminiに会社をPRしてもらったー中小企業AI活用の道ー

2位には、「AI活用」の記事が入りました。実はこれ、初チャレンジのテーマでした!(反響があり超うれしかったです)

Googleの生成AI「Gemini」に、自社のPRをまるごと任せてみるというチャレンジ企画の内容でしたが、

・中小企業のAI活用の“つまずきポイント”
・AIに任せてよいところ・人が担うべきところ
・広報・採用・営業など、文章を使う仕事での具体的な活用イメージ

これらを等身大の目線で描いています。

2025年に入ってからも、「生成AIを活用している」と答えた企業は全体の約25%にとどまり、特に中小企業では23.4%と、大企業との差が開いているという調査結果が出ています。

一方で、AI活用の目的としては、9割以上の企業が「業務効率化」を挙げており、「何か始めなければと思うけれど、どこから手をつけていいか分からない」という声が多いのも特徴です。

その中で、この記事を読んでもらえるとわかる通り、“AI活用のハードルの高さ”を下げていくことが重要だと感じます。

●いきなり高度な分析やシステム導入から始めなくていい
●まずは身近な領域から試してみる
●AIに投げる「問いの立て方」そのものが、会社の棚卸しになる

これからAI活用を始めたい中小企業の“背中を押す”ためにも重要なファーストステップだと思います。(もちろんセキュリティ面と相談しながらの活用が必至ですが)


◆第1位

「静かな退職」が起きる職場の共通点|できる社員の意欲を取り戻す3つの打ち手

栄えある1位は、今年の人事・マネジメントの大きなテーマともいえる「静かな退職(Quiet Quitting)」を扱ったこちらの記事。

実際のデータを見てみると、

・日本の「熱意ある社員」はわずか6%で世界最低水準
・正社員の4割以上が「静かな退職」をしたことがある
・特に20代ではその割合が”46.7%”(約半数!)と最も高い
・さらに「今後も静かな退職を続けたい」と答えた人が7割を超える

このような結果が出ており、企業や現場にとってこれは決して他人事ではありません。

記事の中では、「静かな退職」が起きる構造的要因として、

  1. 努力が報われない構造(評価のあいまいさ・納得感の欠如)

  2. 責任だけが増える構造(できる人に仕事が集中し、燃え尽きる)

  3. 対話の不在(本音を出せない・相談できない関係性)

などを挙げました。そして、それに対する打ち手として、

◎一人ひとりの「物語」を聞きにいく 対話のアップデート
プロセスや挑戦も含めて伝わるようにする 評価の見直し
「職務設計」を通して、仕事の再配分や役割の再設計を行うこと

といった、“構造から変える”ための3ステップを示しました。

「静かな退職」という言葉だけ聞くと、どこか“若手のわがまま”のように扱われてしまうこともありますが、

「個人の性格の問題」で終始するのではなく、これは組織の構造から生まれる現象である

これこそがこの記事で言いたいことです。

だからこそ、経営・人事・管理職がそれぞれの立場で、「評価の仕組み」「仕事の配分」「対話の質」を見直していく必要があります。


2025年の“働く”を振り返ってみると見えたこと

今年ランクインした4本をあらためて眺めてみると、

  • 1位:静かな退職(意欲とエンゲージメントの課題)

  • 2位:AI活用(テクノロジーとの付き合い方)

  • 3位:若手社員の成長とキャリアの悩み

  • 4位:上司・部下の間で揺れ動く心理的安全性

つまり、「人」と「組織」と「技術」の交差点にあるテーマが関心を集めた1年だったと言えそうです。

その背景には、
●成長環境を求めながらも、成長実感を得られていない若手層
●生成AIが広く話題になりながらも、活用に踏み出しきれていない企業の現状
●そして、依然として低い日本の従業員エンゲージメント

など、これらの日本の職場が抱える”共通の課題”があります。

だからこそ、一つひとつの記事はバラバラのテーマに見えながらも、
「人が、自分の力を発揮できる場をどうつくるか」
「構造を変えることで、働き方の選択肢をどう広げるか」
という、大きな問いでつながっているのだと思います。

12月の少し落ち着いたタイミングで、ぜひ今回ご紹介した4本を読み返していただくことをお勧めします。

そして、「自社の組織づくりや人材育成」「チームマネジメントやコミュニケーション」「自身のキャリアや働き方」を、そっと振り返っていただくきっかけになれば幸いです。

来年も、現場のリアルを読み解きながら、ビジネスパーソンの皆さまの「考える材料」になる記事をお届けしていきます!

ここまでご覧いただきありがとうございます。

 

【調査引用・参考】
人事部 ・エン株式会社(en Inc.)・TSRネット ・共同通信PRワイヤー