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今こそ「思考力」を鍛え直す~トレーニングのためのワーク付き~

経済産業省が提唱する「人生100年時代の社会人基礎力」
それは、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力を指します。
「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力と12の能力要素から構成されていて…⇩

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この3つの能力のうちの1つ、「考え抜く力」こそが「思考力」です。

論理的思考力(ロジカルシンキング)・メタ認知・クリティカルシンキング・・・など、「思考力」というトピックは、あらゆる領域・活用法に分けられますが、いずれも根本は「考え抜く」という行為です。
社会において仕事をする上で最も必要とされていることであり、活用できるものなのです。
本記事では、「思考力」をかみ砕いて、どうトレーニングすべきかを解説します。

思考カをなぜ鍛えるべきなのか

ビジネスにおいて、話すことも書くことも大事ですが、それ以上に大切なことは考えることです。つまり「思考力」です。
では、思考力とは何なのか?
例えばある問題があるとします。この問題をどうやって解決したらいいかについていろいろな視点から考える場合、解決に至る方法や道筋を見出す力を言います。
その解決に至る方法や道筋を考える場合に、専門的知識も重要な要素です。しかし、同じように専門知識はあっても思考力の「ある人」と「ない人」がいます。どこが違うかと言いますと、専門知識の範囲で答えを出してそれで終わりとするか、それだけではなくそれにプラスして方法論や解答を見出すケースです。
もちろん、専門知識の範囲で答えとして十分な場合もありますから一概には言えませんが、思考力というのは答えが初めからわかっているような場合は特に考える必要はありません。しかし、仕事の中では初めから答えが分かっているようなことは質問もないでしよう。

・どう考えたらいいのだろう
・なぜこうなるのだろう
・どうしたら良いだろう
・うまくやる方法はないのだろうか

つまり、上記のように考えないと、”答え”は見えてこないのです。

私たちコンサルタントという職業は、専門分野を中心としていろいろなことについて解決を求められます。
あらゆる職に共通して言えることでもありますが、
重要な点として、問題の解決や方向付けについて自分達 (チーム、 部門、 会社) なりの意見を述べられるかどうか、 それに対してお客様が価値を感じていただけるかどうかが大切です。

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思考力を育てないと、取り残される?!

思考力は養えるものです。しかし、養おうと思えば養えますが、そう思わなければ養えないものです。
これはどういうことでしょうか?

仕事に必要な力は、普通に算数ができて普通に国語ができれば、後は、努力です。努力の積み重ねです。積み重ねたらカは養えるものです。
つまり、思考力も身につけたかったら身につける努力が必要です。これを身につけたら”付加価値”が変わります。身につけなければ現状維持となります。現状維持ということは、社会の変化に適応しませんので、結局のところ維持できなくなります。

思考力のトレーニング3選【ワーク】

思考力を養うためのトレーニングのポイント3選をご紹介します。

1.ーつのことを徹底的に掘り下げて理解する

2.自分で 「考える問題」 を見つけて考えるトレーニングをする
・仮定の問題をつくって考えてみる
・先輩・上司からこういう問題を投げかけられたらどう考えるか
・お客様からこういう問題について聞かれたらどう考えるか
・実際にお客様からある問題について上司が聞かれている、 自分だったらどう考えるか
・友人、家族からこういう問題について聞かれたらどう考えるか

3.人や本から着眼点を学んで自分の着眼点との違いを学ぶ

考える力は、「幸せを考える力」に繋がります。つまり、自分自身のためにも思考力を高めていくことが必要です。

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▶本記事は、弊社冊子『経営コンサルタントの基本ver1』より抜粋
一部引用:経済産業省 社会人基礎力
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